大空ひろしのオリジナル小説

オリジナル小説や音楽を

面接官

ある記事に、会社面接で意地悪な質問をされた時、スカッとするような切り返しの言葉を言ってやった、との内容が。
読んでいてこれで良いのかと思う。


小生も余りにミクロ過ぎてお恥ずかしいが、作業員募集者の面接をしていた事が。
自分は面接来訪者に意地悪な質問はしたことが無いが、より性格を確かめるために変わった質問をしたことがある。
何故なら、性格によっては明らかな向き不向きがある職業だからだ。


小生の事はさておき、一般の会社、大企業、ブラック企業によって、面接官の態度が違うのだろうけど、面接専門者が居るところでは意外な質問が飛んでくることが多いらしい。


慣れとは恐ろしいもので、ベテラン面接官になると幾ら練習を積んで面接に出向いても、席に着くまでには面接者の大まかな性格なりを見抜いてしまうようだ。


人には一目で分かる部分がある。先ずは顔や目つき。人相とかでは無い。与える雰囲気が表情に出てしまうのだ。
立ち居振る舞いは基礎なのかも知れない。緊張して上手く出来ないのか、元々どうしようも無い動きなのかは、ベテラン面接官は殆ど見抜く。
最大は質疑応答。その反応姿で先ず性格を見抜く。性格だけで無く、ややもすれば真の能力も見抜かれる恐れが。恐れがある人は気を付けて。


意識的に意地悪な質問、セクハラ・パワハラまがいな質問等をして反応を見て、更なる性格を見抜いて採用不採用を決めると聞いたことがある。
最も、どうしても欲しい人材なら余り質問をしてこないだろうけど。
書面審査で決まることもあるのだろう。


でも、面接官に対してどんな態度を取ったにしても、こんな人も一人ぐらい居た方が良いとなれば、採用してくれる場合もあるかも。


でも、切り返しの言葉を言い、如何に自分がスッキリした気分になろうとも、面接官の術中に嵌まるようでは採用は難しいかも知れない。
同じ言い返すにしても、知的な返し言葉なら採用される率は大きいと思う。


落とすための面接もあるようだし、能力の無い面接官もいるので、面接者の方で面接官を見抜ければ一番良いのだけど。
初対面という緊張から、無理かな? 面接官と顔なじみなったとは聞いたことが無いし。


まあ、面接官の言葉にカチンとくるようでは、自分の中身が知れてしまうので不利な結果が待っているだろう。
余り興味が無い会社なら、途中で席を立つのも嘸かし気持ちが良いだろうけど。