大空ひろしのオリジナル小説

オリジナル小説や音楽を

2024年3月のブログ記事

  • 花の季節

    桜の季節が始まった。桜の種類によってはこれからが本番。 その桜を差し置いて先ずはチューリップを話題にしたい。 チューリップの色や形。近年は非常に種類が多くなってる。 同色が列を成して咲き誇る姿は、それなりに壮大。 でも、美しさの感動は薄い。何故なのか。見飽きたから? 果たしてそのような感想は自分だ... 続きをみる

  • 暇な間にコツコツ

    【大空ひろし】ふわふわ /ショート小説 【大空ひろし】迷子の犬/BGM 【大空ひろし】森の響き/ BGM 一番上の作はショートショート風。星新一作家先制のスタイルを真似ている。 内容は全く違い、レベルは比較するまでもない。 真ん中と下段はミュージック、BGMですね。 意識しているのが小説動画に挿入... 続きをみる

  • 嫁姑問題、タッチしたくない

    永遠のテーマだと思う。恐らく家族があるかぎり永遠かも知れない。 私の経験談から。 ある家庭を訪問。私の仕事の大半は無住居の部屋での仕事。 だが、住んでいるお宅にも出向く。 長年定期的に通ったお宅。邸宅と呼べる立派なお屋敷。 ご贔屓にしてくれた人間的にも尊敬できるご夫婦。常に対応してくれるのは奥さん... 続きをみる

  • 繋ぐ遺伝子

    我が妻と結婚する前、つまり交際期間中。 彼女がこう言った。 「25歳前後で子供を産むと良い子が出来るんだって」 当時はその言葉の裏付けやデーターなど全く気にせず、諸手を挙げて大歓迎で子作りにセッセと励んだ。 当然の如く妊娠。お互い精子や卵子に問題が無かったようなので。 あまりお腹が大きくなるとウェ... 続きをみる

  • 政治の現状に一言

    現在の選挙制度では、自戒が少ない党に老人議員が居座る。 議員は特権階級と勘違いする老議員達が力を行使する構図は、日本政治を決して良い方向に持って行けるとは思わない。 現に、今の自民党議員等のていたらく、犯罪集団とも言える様相は老人議員達が作り上げたと言っても過言では無い。 最も、権力や金を得るため... 続きをみる

  • 最初は何でも下手っぴ

    所謂、音楽曲なるもの。メロディーとか歌。 自分はそれを作るのが楽しい。 以前から公言しているように、曲作りはPCでアプリ(ソフト)を操作して創る。 何故なら、自分は楽器を全くと言って良いほど扱えない。 学校で習った縦笛(現リコーダー)。ピアノは一回だけドレミがソラシドを弾かせて貰ったぐらい。 恐ら... 続きをみる

  • 新曲です

    【大空ひろし】愛してね /featさとうささら 歌詞が少し照れくさい。 曲としてはまあまあかな。作曲って難しいですね。 特に歌詞が。

  • 同居人 23(最終)

     その夜、咲季が自分の部屋に戻るのを確認し、拓斗は帰宅してリラックスしている奈津子に話し掛ける。  内容は、先程聞いた咲季の話題だ。 「咲季ちゃん『おめでとう』じゃない。良かったね。でも、何故私には言ってくれなかったのかしら」 「俺に喋り過ぎて、喜び過ぎて疲れちゃったんじゃない?」 「そうかもね。... 続きをみる

  • 同居人 22

     再び、蒸し暑い日々が襲って来た。  咲季が珍しく早い時間に帰宅する。そして、拓斗が帰ってくるのを今か今かと待つ。 「お帰り。あのね、ビッグニュースがあるの。聞いて」  シャワーを浴びてさっぱりしたい拓斗を咲季は呼び止め、キッチンの椅子に座らせる。 「何だよ。急いで話さなければならない事件でもあっ... 続きをみる

  • 同居人 21

     奈津子の休日。拓斗は帰宅すると咲季の姿を確認する。 「咲季は未だ会社から帰って来てないの?」 「今日は未だ」 「最近、咲季の帰りが遅いな」 「仕事が忙しいのでしょ。良いじゃ無い。二人の時間がそれだけ長く居られるんだもの」  奈津子は夕食を作って待っていた。最近の奈津子は、料理の腕も大分上がって来... 続きをみる

  • 定年刑事が現役?

    テレビなどでの刑事ドラマ、事件ドラマ。 その主役の高年齢化にとも無い、「ドラマ内での定年」はどうなってるのかとの意見が。 ドラマ内での設定年齢も、役を演じる俳優年齢もとっくに年取っている筈なのに、現役バリバリ設定に違和感を持ってしまう人も多いらしい。 杉下右京も実年齢は70を越えた水谷豊。鴨志田万... 続きをみる

  • 同居人 20

     拓斗の後押しで行きたがらない咲季を説得し、田中とのデートは何とか成立させた。 「アニメ面白かったか? どんなアニメを観て来たんだ?」 「ゴジラ」 「それ、アニメじゃ無いじゃん」 「だって、綺麗なアニメ画を見せられたら、私、コンプレックスでマンガ描けなくなるもん」 「そうか。咲季の絵は未だ未だだも... 続きをみる

  • 同居人 19

     数週間後。 「拓兄が会社から急な呼び出しで居なくなった後。拓兄の同級生に会ったよ。田中さんという人」 「へー、そうなんだ。で、田中は何て言ってた?」 「随分綺麗になったねって。リップサービスでも嬉しかった」 「それだけか?」 「兄が会社に呼び出されて、置き去りにされたって言ったら、もし良かったら... 続きをみる

  • 同居人 18

    「やあ、久しぶり。何か用があるのか?」  拓斗が声を掛けたのは中学時代の同級生・田中太(たい)智(ち)。 「久しぶりに顔を見たいなと思って。田中の実家に電話したら、東京に行ってるって聞いたんで会いたくなってな」 「俺は別に会いたいとは思ってないよ」 「お前、相変わらずだな。その屈折した性格」 「個... 続きをみる

  • オリジナル曲、2曲ほど

    【大空ひろし】戸惑いギター曲 /オリジナル曲 【大空ひろし】パパパパパウ /オリジナル曲 少し編曲したものです。 その他、YouTubeで約30曲ぐらい公開中 「大空ひろし」YouTube検索にて出て来ます。 因みに、Google検索だとトップです。要らなかったですね

  • 面接官

    ある記事に、会社面接で意地悪な質問をされた時、スカッとするような切り返しの言葉を言ってやった、との内容が。 読んでいてこれで良いのかと思う。 小生も余りにミクロ過ぎてお恥ずかしいが、作業員募集者の面接をしていた事が。 自分は面接来訪者に意地悪な質問はしたことが無いが、より性格を確かめるために変わっ... 続きをみる

  • 同居人 17

     3人の共同生活の中で静かな戦いが演じられているのだが、駆け引きとか煩わしい詮索は表に出ず、表面上は元の平穏な生活が戻っていた。  それは不思議と言える。ただ、その中で拓斗の果たす役割は重要であり、それが上手く行ってるのもある。  拓斗は、咲季が自分に好意を抱いているのは知っている。しかし、頭を切... 続きをみる

  • 同居人 16

    「ねえ、奈津の事だけど、そろそろ自立しても良いと思うの」  咲季が拓斗に話しかける。 「どういう事?」 「だって、1人で生活するとなると、総て自分で遣らなければ駄目でしょ? しっかりしなきゃあと、嫌でも自覚するでしょ。微(ぬ)温(るま)湯(ゆ)の此処に居るより早く成長するでしょ」 「どうかな? 人... 続きをみる

  • 同居人 15

     覚悟を決めたかのように奈津子は答える。 「咲季が実家に帰った時」 「やっぱり。いいの?お兄ちゃんに遊ばれても」 「うん・・・。でも拓ちゃんはそんな人じゃ無いと信じてるから」  暫く間を置いて、再び奈津子が言う。 「私、拓ちゃんが好きだから」  下向きに言う奈津子。本気だと咲季にも伝わる。 「でも... 続きをみる

  • 同居人 14

     翌日。 「また来てね。青森の、お母さんのご両親の所にも行って上げてね。喜ぶよ。お母さんの写真も一杯あると思うし、話も聞けるよ」」  名残惜しそうに言う祖父母を残して、拓斗と咲季は車を降り駅に向かう。  一週間ぐらいが過ぎた頃、先日お邪魔した祖父母から宅配便が届く。 「信州そばだ。これは美味しそう... 続きをみる

  • 国民名誉賞

    ドラゴンボール等で有名な鳥山明氏が亡くなった。 今更記するまでも無くご存じの事と思う。 その鳥山氏に国民栄誉賞をあげようという話が一部で持ち上がったようだ。 勿論、政府や議員等が取り上げることは無いと思う。 何故なら、国民栄誉賞を無くなった人にも上げるとなったら膨大な人数になりそうだからだ。 例え... 続きをみる

  • 同居人 13

     拓斗の胸に埋めたまま、なかなか顔を起こそうとしない咲季に、拓斗は優しく話しかける。 「今度さ、咲季の両親が眠るお墓に行こう。そして、未だ健在だというお婆ちゃんやお爺ちゃんにも会ってこよう」  咲季は顔を上げ、 「うん」  と答えた。  咲季の目は潤んでいたが、顔には涙が流れた後が無かった。拓斗の... 続きをみる

  • 同居人 12

     実家からの帰途、拓斗は悩みに悩んだ。  咲季が実の妹で無いと知った以上、咲季とこれからどう向き合えば良いのか。  知らなかった事にして、今までの様に暮らすか? それも有りだ。しかし、今までと同じに接していけるだろうか? 拓斗には自信が無い。  それ以前に、咲季が拓斗にどう接してくるかも心配である... 続きをみる

  • 同居人 11

     咲季のジョークはジョークで終わらなかった。驚いたのは咲季。まさか自分の出処に秘密が隠れていようとは夢にも思っていなかった。  咲季は、自分一人だけ家族とは性格が違うとは気付いていた。その理由は、自分の子供の頃に性格が変わるほどの何かを経験したのではと。例えば兄たちに酷く虐められたために気が強くな... 続きをみる

  • 夢の果樹庭

    新作短編小説です 【大空ひろし】夢の果樹庭/短編小説

  • 同居人 10

     拓斗は母親に電話をする。 「咲季が戻って来たけど、何か変なんだ。何かあったの?」 「咲季が何か言ったか?」  母が逆に聞いて来る。 「何も言ってくれないから電話したんだよ。咲季は務めていた会社の不満をぶちまけに行ったんじゃないのかよ」 「そうそう。だいたいそういう話だよ、大した事じゃないよ。」 ... 続きをみる

  • 同居人 9

     人には長所も短所もある。一緒に暮らせば自ずとお互いにそれらが見えてくる。どんなに短所が見えても、波長が合えば短所も適度な刺激であり、排除する迄には至らない。  少なくとも、拓斗の奈津子を対する気持ちは、避けるどころか惹きつけられる方向に変わっていた。拓斗にとって、奈津子の翼の無い素直な性格はとて... 続きをみる

  • 同居人 8

     拓斗は奈津子に、バイト先の店の道具を調べるように言う。道具の名前が分からなければ、聞くなりスマホで写すようにアドバイスする。  使用している菓子作りの材料は、分かる限りで妥協する。  深入りして店主に怪しまれない為にだ。スパイみたいな行為は誰も歓迎されない。  拓斗の案に咲季も全面協力すると応え... 続きをみる

  • 同居人 7

    「知らなかったよ。結構厳しい状況なんだね」 「でも、大学だけは出してくれた。私、勉強が嫌いだったから短大を選んだ。高卒でいきなり社会に出るのは不安だったので、準備期間として」 「社会に出たら実家を追い出されていたかも知れないね。冷たい肉親ばかりだな」 「私、気にしないことにしてる。激しく突っかかり... 続きをみる

  • 同居人 6

    「ねえ、奈津はお母さんに料理を教えて貰えなかったの?」  拓斗が尋ねる。 「うん。お母さんは私には興味が無かったのかもね。お父さんとお母さんは喧嘩ばっかりしていたから、離婚の事で頭がいっぱいだったんでしょ」 「そうだったね。奈津の両親は離婚してたんだよね。でも、お母さんが出て行った後、食事の用意は... 続きをみる

  • エッセイ風に【フェリー】

    【大空ひろし」フェリー/エッセイ 内容はフェリーでの旅の想い出 文章に合わせてBGMを洗濯 BGM オリジナル曲 「青いうねり」

  • 同居人 5

     咲季はファッション関係の仕事に就いている。小間使いと同じような立場だ。ファッション業界も大手に押されて苦しい立場の所が多い。  やはり、資本力のあるところは人材も集まるし、どうしても押されてしまう。咲季はそんな大手に負けまいと、必死で努力している小規模な会社に勤めている。  そんな咲季だが、時間... 続きをみる