大空ひろしのオリジナル小説

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家庭カレーが最高

自分はテンポで食べるカレーを美味しいと思ったことが一度も無い。
知り合い達が言う「この店のカレー、美味しいよ」と言うが、付き合いでカレー専門店に入っても美味しいと感じない。


レトルトカレーもしかり。ボンカレーは子供は好むかも知れないが自分は二度と食べたくない。
有名レストランの味というレトルトカレーも美味しいとは思わない。


恐らく、自分の味覚は一般の人と違っているのかも知れない。
カレーが嫌いなのかというと、とんでもない。我が家で作るカレーは美味しくて美味しくて


では、我が家のカレーと店舗やレトルトカレーと何が違うのか?
一言で言えばスパイシーの分量配分では無いかと思う。


そのほかには中に入れる具。
我が家では定番のタマネギ、人参、じゃがいも。それに時々キノコ。偶にプラス隠し味。
肉は大概豚肉。牛肉も良いが豚肉の方が飽きが来ない。
鶏肉は殆ど肉の味を感じないので入れないのだが、骨付き足太もも肉だけは何故か旨いと感じる


店舗によってはトッピングという方法がある。でも、カレーの味が好かないのでトッピングを乗せたところで美味しくはならない。



専門店など店舗ではカレーの粉から作る。もう忘れたが多分であるが間違っているかも。
小麦粉に油を混ぜながら、焦げないよう熱を加えて練っていく。そこにカレー粉や幾つかのスパイス、そしてスープを入れる。
スープはデミグラスソース用に出汁を取った物を使った。
実は私、大昔調理師でもあったので。
何れ自分の店を持ちたいと、様々な料理修行した時期があった。私の物語に料理の話が出てくるのは、その時の経験があったから。
しかし、何がどう狂ったのか、最終的には掃除屋になってしまった。


お店のカレーは本来のカレー味なのかも知れないが好きになれない。
若しかしたら、スーパーなどに置いてる固形カレールーの味が好きなのかも知れない。


そのカレールーは今は中辛一筋。子供が小さい時は甘口だった。余り美味しくないので子供の分を分けたら中辛のルーを入れてカレーの量を増やした事もしばしば。


カレーは何時も大量に作るので当然余る。次の食事時にそのカレーを使い「カレーうどん」
うどん好きの自分には最高に美味しい一時となる。


カレーは辛いからカレーだと思っていたが、どうやら違うようだ。
自分は辛いものは好みでは無い。うどんには七味唐辛子を絶対入れるが量は多くない。


この前、妻が「辛い鳥の唐揚げ」を買って来た。
口の中がヒリヒリ、ハーハー言いながらお茶を飲みやっと一個を食べた。
こんなに不味い物など二度と食べたくない。肉の味を味合うどころでは無い。
辛い思いをして食べなくても、日本には沢山の料理があるからね。


一言付け足せば、不味くても無理して食べるのが「勿体ない貧乏性」の我が輩。
因みに、妻も二度と買わないと言ってた。